
雲仙市上岳集落×長崎大学
令和5年3月21日
日本の棚田百選の一つ、雲仙市千々石町の上岳集落で、
棚田の除草作業が中山間地域ボランティア活動として行われました。
ボランティアには農作業体験を希望した長崎大学の学生16名が参加。
雨が降る中、ライ麦が植えられている棚田2枚の草むしりと、
鍬を使った水はけをよくするための畝立て、場所を移動しての人参の収穫作業を実施しました。
昼食時には集落より手作りカレーが振舞われ、その後、集落と参加者の交流会が行われました。
大学側、集落側それぞれの出身や趣味、参加動機等を発表しあい、
薪ストーブを囲んで集落との交流と楽しみました。
長崎大学水産学部の内田透聖さんは
「草むしりはとても大変でちょっと心が折れそうになったが、終わってみると短時間ですごく畑がきれいになって達成感があった。また今度必ず来る。次に来た時にライ麦がどうなっているか楽しみ」と語り、
雲仙市上岳集落の竹村さんは「雨の中大変な作業をしてもらい非常に感謝している。上岳集落での活動は今後も続くので、『あの時棚田で草むしりしたな』という事が参加者の心に残って、何か行動に繋がってもらえばいいなと考えている。また訪ねてきてほしい」と語りました。
上岳集落でのボランティア受け入れは次年度も継続され、次回は田植えでの作業でボランティア募集が行われる予定です。

皆で雨具に着替え移動
あいにくの天気だったので雨合羽と長靴に着替えての作業となりました。

棚田に植えられたライ麦周りの草取り
ライ麦の回りに繁茂した草取りを手作業で行いました。

畑の畝立て
水はけをよくするために、草取りと同時進行でライ麦の畝立ても行いました。

人参の収穫
少し時期は過ぎてしまっていますが、人参の収穫作業も行いました。

採れたての人参
一人一本人参を収穫し、川の水で泥を落としてそれぞれ持ち帰りました。

昼食、交流会
お昼には集落側でカレーを準備いただき、交流会を行いました。